2017年12月7日 同じ品種のお米でも産地によって味や食感が違うのはなぜ?


2017年12月7日 同じ品種のお米でも産地によって味や食感が違うのはなぜ? | 原田米店 鹿児島県薩摩川内市の五つ星お米マイスター、お米のソムリエ 米・食味鑑定士のいるお米店12月に入り、日々の冷え込みが厳しくなってきました。
多くの皆さんの食卓では新米をお召し上がりになっていることと思います。

そこで最近よくお問い合せの多い質問について今回は投稿してみます。

同じ品種のお米でも産地によって味や食感が違うのはなぜ?

同じ品種のお米でも栽培する土地の気候、土壌、水等の環境によってお米ごとの特徴が違ってきます。
そして与える肥料によって食味、食感が変わってきます。
まだまだ、種の種子更新、栽培法、収穫法、精米方法によっても変わってきます。

例えば

アミロース含量は・・・登熟期に気温が低いと高くなり、気温が高いと低くなります。
登熟期にチッソ肥料を入れて収穫量増を必要とする栽培法ではタンパク含量の多い米になります。
マグネシウムが多い(かんらん岩、蛇紋岩、玄武岩など)土地で作られたお米は食味が良いとされています。
植物有機物は有機チッソを好み、ごはんの粘りが強くなる
このようにお米は繊細に色々な条件によって味が変化しますのでお気に入りのお米に出会うためには、お米の生産者やお米屋さんなどお米の専門家に相談しながら購入することをおすすめします。